学生の年齢×2以上の体を使って 岩本深央


新年度を迎えて、2ヶ月が経とうとしています。学生それぞれが、自分の課題から性格、体のことまでも向き合って日々取り組んでいます。

学生の倍の年齢になった私も勉強することばかりで、何とか習得するべく日々を送っています。

そんな毎日ですが、最近は歳を重ねたことで気づけること、特に体のことに関しての発見が多く、とても興味深いテーマになってきています。
例えば、若いときと比べると、例えば何かの栄養が足りていないときの体のしんどさも凄いし、逆にまたそれを補った時の復調っぷりにびっくりします。栄養のバランスの大切さは、若いときには分かりませんでした。

また筋肉に関しても、ちゃんと使ってあげれば応えてくれる、というのを本当に実感します。

例えば最近、下腹が出て戻らなくなったことに焦り、更には恐怖すらも覚え、いよいよ歳に抗えなくなってきてるのか?!と愕然としたことがありました。
でも、どうにかしたい、筋肉は応えてくれるはず、という思いのもと、どうにかしてみよう、と動き始めました。

ダンスやバレエのレッスンで、先生方に体の使い方について指導をしていただいていますが、まずは、

●肋骨をしめ、へその辺りの筋肉が上にグッと持ち上がってる状態、更に首の後ろがわから頭が上に引き上がってる状態

これを、無意識にできるよう、じっとしている時はもちろん、動いている時もそれが外れないように、とひたすらそれを続けてみようと始めてみました。

ちなみに、この状態から、へその辺りのグッと持ち上がっている筋肉だけを外してみると、お腹が柔らかく使える感覚があったので、発声に必要なやわらかいお腹の習得のヒントになりました。

話を戻すと、前々からこれはダメだなと思っていた、床に座るとよくやってしまう、背もたれと腰の間に隙間ができて、腰が落ちた状態の座り方。家にいるときに、ついついやってしまっていて、それをやっている時間が長いお正月に、何より下腹が出てる気がすることを思いだし、、、もしや、どんなに鍛えたところで、あの座り方をすると、全部が0になるのかもしれない。
試しに、絶対にあの座り方はやらない…と決めて実践してみました。

すると、、、来ました。
下腹もスッとしてきて、なんなら横から見たときの体が薄くなってきました。
ここまで来たら、鏡見るのは楽しくなるし、こうなったら無意識にでもできるまでになってやる、と更にやる気が上がっていきました。

しかし、盛り上がったのもつかの間、見つけてしまった自分の体の現実、それはそれはショックな姿がありました。

それは、ダンスのレッスンで、勉強のため後ろから動画を撮ってくれていたのですが、その動画での動いてるときの自分の、「え?おっさん?!」と思ってしまうほどの背中でした。
穿いてるジャージを引き上げる後ろ姿なんて、女の欠片もない。。。
もちろん、自分がそんなに上品に動いてるとは思っていませんが、想像以上の背中の勇ましさに愕然としました。

なぜなのか…何がそう見せているのか…?それが気になってしょうがなくなり、知識や記憶を総動員させて、原因追求にかかりました。

ダンスの先生の背中は、どうなってたか…

背中、どうしろと言っていた??

最近、私の意識はどうなってる…??


そんなことを必死で考えていると、一つの仮説が浮かびました。

・大概、鏡は正面からしか見ないから、正面の意識は持っている。
・しかも最近、肋骨をしめて、その辺りの筋肉を上に…というのを実行していて、それをやっている時、どう見えるかというのを特に見ていた。
・だから、全ての意識が正面と、首から上の後頭部にいっていて、背中をどうこうしようというのが全くなかった。

ということは、正面の体の使い方は、これまで意識しまくったので、それと同時に今度は同じくらい背中を使うと、自分の思い描く像になるかもしれない。

一個のことしかできない、そんな自分の性格も加味すると、やっと点と点が線で繋がった気がして、早速実践しました。

背中は広く使う…腕を横に伸ばしてみて、その時の背中の感覚を覚え、、、でも、正面はこうして…としばらくやってみたところで、試しに背後から動画を撮ってみました。すると、思い描く背中に、ちょっとなってるんじゃないか!という感じがしてきました。

心なしか、首や顎辺りもすっきりしてきたような、、、また、筋肉は色んな筋肉や関節と連動しているので、歩いた時に、横っ腹から脚までも、何か筋肉の動きが今までと違う気がする!?でも、気のせいか?!と、新たな発見に喜びを感じながら、試行錯誤をしています。

発見したことを、無意識でもできるまでには、まだまだ時間がかかりそうですが、やり続けていこうと思います。


ちょっとできたくらいで安心すると、すぐに戻ってしまうのは筋肉だけでなく、全てに通じることです。
時の早さが、これから更に加速していくことかと思います。
どう過ごすかは、自分次第。
自戒も込めて…これで締めくくらせていただきます。

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