Vol.13 年の暮れに想うこと          鈴木喬子

鈴木喬子
12 /27 2017
今年も残すところあと数日となりました。
“レント”じゃありませんが1年=525,600分を今年はどんな風に過ごしましたか?
毎年この時期は年内最後に会う人と「良いお年を〜」と言って別れながら1年を振り返ります。

私にとって今年1番大きく変化したのは、生き甲斐だった愛犬がいない1年だったという事でした。
 昨年12月に12歳で、別れを惜しむ間も無く呆気なく逝ってしまったのですが、
彼女は(“ウィキッド”じゃありませんが)私に愛を教えてくれたワンコでした。
私の子供でもあり親友でもあり1番の理解者でした。
彼女と過ごした12年間で色々な事を教わりました。
愛する喜び、愛される喜び、言葉を解せなくても繋がる信頼感、安心感。
こうした目に見えないものを感じる感覚と言いましょうか、いつのまにか錆びていたそんな感覚が彼女によって溶けていくことが嬉しかったものです。
私がペットロスにならずにこの1年なんとか元気に過ごせたのは、12年掛けて彼女が私にこの感覚を呼び起こしてくれたおかげだと思うのです。
毎日空を見れば彼女を感じるし、いつも側にいるし、分かり合えてると完璧に信じられる。
もちろん触れなかったり、声が聞けなかったり、匂いを嗅げなかったりするのは寂しい事ですが。
"夢から醒めた夢"という作品の中に亡くなった人も現世に残った人もいつかは同じ光になって永遠に離れない‥という内容の台詞があるのですが、正に未来をそう信じられるからこそ今を元気に生きていられる気がします。

 愛犬との12年間という過去、そこから学んだ事で生きている今、いつかはまた一緒になれるであろう未来。
これは“キャッツ”のメモリーでしょうか(笑)

長々と私事を綴ってしまいましたが、今日という1日が明日には過去になるのですもの、
悔いのない時間を過ごせたらいいですよね。
年内にできる事はやって、希望ある2018年に向かいましょう!
そして目に見えるものばかりではなく、見えない世界を感じる心も錆びつかせないように。
本当の希望はそこにあるのかもしれません。。。

皆さま良いお年を!
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Vol.12 ミュージカルにおけるバレエの役割      小川紗世

小川紗世
12 /22 2017

このミュージカルコースでクラシックバレエを指導するにあたって、常に念頭においていることがあります。
ミュージカルにおけるクラシックバレエの役割とは…ということです。

この学校では、小さい頃からバレエやダンスを習っていた学生もいますが、バレエもダンスも全くしたことがないという学生もたくさんいてます。

でも、私は年度初めの顔合わせの時に毎回(まだ2年目ですけどね(笑))経験者・未経験者にかかわらず、全員基礎の基礎である立ち方からはじめていくことを伝えます。
解剖学に基づいた、筋肉や骨の動きを感じながらのバーレッスン、センターレッスンではそれに加えて表現・音楽性・舞台に立つにあたっての心構えなど…伝えたいことはたくさんありますが、基本、難しいテクニックを詰め込んだりしません。

バレエ経験者にとっては簡単すぎると感じることもあると思います。
でもそういう人達こそ、一旦立ち止まり考えて欲しいのです。
たくさん回れたり、飛べたり、いろんなテクニックができる…みなさんは何を気をつけて、身体のどの部分をどのように使い・感じながら稽古をしていますか?
若い時は勢いや身体の条件に任せて踊りがちです。でも、それではいつか怪我をして、長く舞台で活躍することはできないし、プロとして確実なものを観せるには、やはり基礎をしっかり固めることが必要なのです。

そして、未経験者はどうしても、経験者に引け目や劣等感を抱き、レッスンの取り組み方も消極的になりがちです。
昨日より今日、そして1ヶ月、1年後どうなりたいか、自分のビジョン・目標を立て、地道ですが、ひとつひとつステップアップしてほしいです。他人ではなく自分自身と比べてほしいのです。
その為には稽古場で人の後ろで隠れたり、わからないことをわからないまま終わらせないで、今日できなかったことは次回できているようにすることが大切です。


プロは舞台で失敗はできません。常に確実を求められます。昨日は回れたけど今日は回れない…なんてことがないよう、自身の身体のコンディションを常に整える必要があります。
バレエは自分自身の身体と向き合い、その日のコンディションを知り、整えるのにとても有効だと思いますし、それはダンスだけでなく歌やお芝居にも応用することができると思います。

バレエはバレエダンサーだけのものではありません。様々な場面でバレエを有効活用していましょう!!

光の饗宴

管理人
12 /15 2017
DAION座メンバーにミュージカルコースの学生、卒業生が加わり、
12月15日中之島公会堂前 「光の饗宴」 に出演しました。
歌って踊ったショーの最後には、あの有名な冬の彼とも共演しました♪
寒い中、おこしくださった多くの方、足を止めて観てくださった皆様、関係者の方々、
ありがとうございました。

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インタビュー:岩本深央さん

管理人
12 /08 2017
今年度のミュージカルコースの公演にも、数名、プロの役者さんに客演として、ご出演頂きます。
客演の方々の発声、表現方法を目の当たりにして、学生たちは多くのことを学んでいます。
今回は稽古のたびにいろんな表情をみせてくださる、岩本深央さんにインタビューしてみました。

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1、自己紹介をお願い致します。

岩本深央と申します。テーマパークで、アクターやMCとして働いてきました。途中、パフォーマーのマネージメントのお仕事(ライブショーに出演しているパフォーマーたちのスケジュール管理や調整、またショークオリティを維持するための指導、個人個人のレベルに沿って技術面のアドバイス等)をさせて戴く機会があって、裏で支えて下さる方々の大変さを痛感しました。
今は目下、演技の勉強中です。


2、今のお仕事を目指されたきっかけを教えてください。

小さい時に、ぬいぐるみ劇団をよく観に連れていってもらっていたのですが、色んな演出が満載で、心からワクワクしてずっと観ていて、私もやりたい!と思ったのが最初でした。その気持ちだけはずっと続いていて、高校は演劇科に入学しました。そこで強烈な個性のクラスメートに囲まれながら、人前で何かをすることの楽しさを体感してしまいました。漠然と役者という仕事ができたらなぁと思いながら、普通の大学に進みましたが、レッスンを受けたり小さいながらも舞台に立ったりしていた時に、テーマパークのオーディションがあり、合格できたことが、この仕事を始めるきっかけになりました。


3、俳優をされていて、幸せに思うのはどんなときでしょうか?

全員でひとつの作品を作り上げていき、それを観た方が、何かを感じたり考えたりと、心が動く瞬間があったよ、というのをお聞きしたり、表情がスッキリとされているのをお見かけしたりした時に、あぁ良かったなぁ!と幸せになります!


4、俳優をされていて大変だと思われることはなんでしょうか?

やはり体が資本なので、体調管理が大変だなと思います。特に冬場は風邪等々に敏感になります。あとは、演技の引き出しがまだまだ少ないので、しょっちゅう壁にぶち当たっていることでしょうか。でも、それが逆に楽しくもあります。


5、お仕事のために日々行なっていること、気をつけていることはありますか?

年齢も上がってきたので、体が動かなくならないようにと、筋トレをとにかく毎日続ける、ということをしています。
あとは、視野が狭まりがちになるので、興味を少しでも持ったものは、もう1つ突っ込んでネットでも何でも調べてみる…というのを心がけています。


6、普段の稽古に臨むときに、なにか準備をされていますか?また稽古に参加するときに気をつけてらっしゃることはありますか?

稽古に出る前は、役の性格や背景等の土台となる部分を掴みたくて、一人脳内エチュードと称しているのをやってます。日常の行動、例えばご飯の食べ方とか、電車で腹立つことがあったらどうするか…など、こういうときこうするかも…というのを、脳内で一通り演じ(?)てみたりしています。それを繰り返していれば、頭を柔軟にできるじゃないか、と思いながらやっています。
お稽古に参加するときは、せっかく共演者がいる場なので、相手としっかりキャッチボールができるよう、受けとる努力をしようと思っています。いっぱいいっぱいで、できないことも多いですが、周りを感じることを意識しています。


7、舞台の本番へ向けて、気を付けていること、特にされることはありますか?

本番に向けて、何でも気になっていることを全部なくすことを心がけます。相手とのやり取りや、裏での段取り、物はどこにあるのか等、何でも解決しておこうと気をつけています。あとは、体調管理でしょうか。できるならベストな体調で出たいので、無理はしないよう、やりたくてもセーブする等々、無理なくできることの方を選んで、そっちで緊張などの気持ちの整理をしています。


8、これまで舞台に立たれて、特別な体験、思い出はありますでしょうか?よいことでもハプニングでも、、、

色々ありますが(笑)特別な体験では、自分一人対お客さん、という状況で、私が発した言葉がその場にいらっしゃるお客さん全員に届いたようで、全員がお腹を抱えて笑った瞬間がありました。全員がお腹を抱えたので、頭の位置が一斉にガクッと下がった光景は、すごく興奮しました(笑)自分の意図したことが伝わった感覚もあったので、余計に嬉しかった体験でした。
ハプニングは、ダンスシューズのヒールが、なんでここ?!ていう床の隙間に挟まってしまい、簡単には取れなくなったことがありました。
ヤバイっ!と思いながらも、絶対取るっっ!という気合で足に力を込めたら、ギリギリのところで何とか取れたのですが、ストラップ(ボタンの方でなく、靴に縫い付けてある方)がちぎれて、脱げてしまいました。即行シューズを掴み見えないところに投げ込み、何とか出番を終えました。ああいうときの馬鹿力は、本当に凄いなぁということを覚えています。


9、ミュージカルコースの稽古に参加されて、いかがでしょうか?

学生さんたちが、本当に若くてパワフルなので、凄いな!!と感心しています。
また、なかなかエネルギーが前に出ない子が、羽鳥さんの導きで、その子の持つエネルギーがポンッ!と出た時に、とてもキラキラしたものを感じるので、本当に感動しています。全員が良いものを絶対に持っているんだなと思うし、私もできるようになりたい!と刺激になります。
学生さんの前ですが、大人だからこそ恥なんてどんどんかいていくぞ!と思いながらお稽古に挑んでいます。学生さんと共に学ばせてもらえるこの機会が本当に有り難いです。ありがとうございます!


10、今 興味をお持ちのことはなんでしょうか?お仕事に関すること、それ以外の趣味など、なんでも構いません。

今更ではありますが、『聖飢魔II』にダダはまりしてしまいました!
凄い方々だ…というのは、存じ上げていたのですが、数か月前に、ひょんなことから『MASQUERADE』という曲の映像を観たら、ギターソロで、自分の好みという好み、全てを鷲づかみにされてしまいました。そして、アウトロのギターバトル……歌詞も、本当そうだよな…というフレーズがあったり、、、
こんな曲を作る方々の曲なら、絶対に全部好きに違いない!と、妙な確信があり、他の曲も聴いたら、やっぱり全部好き…それから聖飢魔IIの曲が日々に欠かせなくなりました。
筋トレ中、仕事前の電車等々いつも聴いています。
また閣下の歌声、超絶の演奏に加え、エンターテイメント溢れるステージ、さらに面白すぎるMC…それだけでなく、ずっと貫き通してきていること等々、色んなことを知れば知るほど、尊敬の念を抱かずにはいられませんでした…
小さい時に抱いた『聖飢魔II』のイメージがぶっ壊された!という経験が、色んな固定観念を壊されたようで、視野の狭い私にとっては、それもとても大きく新鮮な経験でした。
かっこよすぎて、エアギターで真似したりしていたんですが(笑)もうエアでは満足できず、エレキギターを始めることにしました。先日、初めてエレキギターを触ったのですが、興奮が止まりませんでした(笑)聖飢魔IIの曲をワンフレーズでも弾けるようになりたいので、ちょっとずつでも弾けるよう頑張ります!あと「世を忍ぶ仮のお姿」の皆様は、今も音楽活動をされているので、ライブも沢山行きたいです!
先日、やっと行けたときは、ライブハウス自体が始めてで緊張していたんですが、最後は全身で楽しんでいました。ライブってこんなに楽しいのか…!とハマりました♪また行きたいと思っています!


11、お得意な役柄、また今後やってみたい役柄はなんでしょうか?

得意な役柄は…何かの役のまま、お客さんとその場で会話をする役です。お客さんと役のキャラクター設定のまま、フリーダムに話すのが楽しくて好きです。
やってみたい役柄は、何でもやりたい、というのが本音です。どんな役も、演技する時のプロセス(?)は同じなので、1つ1つをものにする機会をたくさん持ちたいです。


12、ミュージカルコース生、これから俳優を目指す人へメッセージをお願いします

役者は心をいかにさらけ出せるか、と羽鳥さんもおっしゃっていますが、私も本当にそう思います。さらけ出そうと思っても、大きな壁や小さい壁に、未だに私もぶち当たりますが、今はできなくても、色んなことを試したり観たり聞いたり、またやってみたり…と続けていくと、いつか『あっ!』と繋がる瞬間が来ます。その瞬間が来るのを信じて、やってみてください。
厳しい世界だなと感じますが、それでも『やりたい、やるんだ』という気持ちが本当にあるならば、まずは本気でやって体感してみてください。本気でやってみて合わなかったら、やめるのも勿論ありだと思います。私もやるも辞めるも、自分がその選択に納得できるまで、やりきろうと思っています。
…と言いつつ、お芝居はずっと好きでしたが、最近もっと面白くなりました。どんな形であれ、ずっとやり続けるだろうなぁと今は思っています。ぜひ表面上だけでなく、もう1つ奥まで突っ込んだ所を経験してみてください!

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徒然(つれづれ)DAION ミュージカル」へ ようこそ!
大阪音楽大学ミュージカルコースのスタッフ陣が、日常の中で感じた事、考えたこと、新たに発見したことを書き連ねていきます。

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