ゆかたdeライブ

管理人
07 /09 2017
ミュージカルコース生が 「梅田ゆかた祭り2017 ゆかたdeライブ」に出演します。
7月22日(土)15:00~ 会場は阪急茶屋町会場 阪急電鉄本社前です。
詳細はこちら
学生たちの元気いっぱいのパフォーマンスをお楽しみに!

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Vol.10 追悼 日下武史さん 羽鳥三実広

羽鳥三実広
07 /03 2017

大先輩、日下さんが逝かれた。
劇団四季の創立メンバーであり、常に第一線の舞台に立たれ、数々の賞も受けられた演劇界の至宝、「日下武史」氏。

今から42年前。1975年12月のある日。私は東京・渋谷にある「パルコ劇場」の3列目、中ほどの席に座り、「エクウス」の初演を観劇していた。
はちきれんばかりのエネルギーで舞台上を所狭しと演じるのは市村正親さん。その市村さんと対峙し、エリート医師の苦悩や現代人が抱える心の闇を映し出していたのが日下さんだった。
当時、私は卒業後の進路をまだ決めかねている大学3年生。芝居を見始めてはいたが、文学座、俳優座、民芸などの三大劇団は知っていても、劇団四季の存在は全く知らなかった。たまたま大学の友人の紹介で知り合い、遊び仲間になっていた中尾隆聖さんからチケットを譲られたのである(中尾さんは今や声優界の大御所であり、彼が私を劇団四季に導いたと言える)。
この「エクウス」観劇時のことは、のちに劇団四季の機関誌「ラ・アルプ」にも書いたので、いつかこの小欄に載せるかもしれない。ただその時、客席で言いようのない感動に襲われたのは今でも覚えている。私は「何か」に打ちのめされて、幕間に席を立てなかった。
そして演劇経験が全くないにもかかわらず、私はこの日、劇団四季受験を決意した。
以後、42年にわたる私の演劇人生で、日下さんは私にとって特別な存在となった。

劇団時代、何度か舞台で共演させて頂き、日下さんからは多くのアドバイスを頂いた。俳優として不器用この上ない私に、歯痒い思いをされながらのご指導であったと思う。その際、何度か口にされ、その後の私の指導人生に大きな影響を与えたキーワードがある。「心の置きどころ」。「意識の変化」。
現在に至るまで私は演技指導の勉強を怠らないよう努めているつもりだが、この「心の置きどころ」や「意識の変化」を様々な角度から色々なボキャブラリーに変換し、俳優へ伝えている。
一つ忘れられない思い出がある。おそらく入団して5~6年の頃だ。私は代々木の稽古場(小田急線・参宮橋)へ「闇練(やみれん)」に出かけた。夜遅く、人がいなくなった稽古場で自主稽古するためである。しかし、誰もいないはずの稽古場から灯りが漏れ、声が聞こえてくる。日下さんだった。何かの演目の稽古を一人でされていたのである。もちろん邪魔になってはいけないから、声をおかけするはずもないが、私はドアのすき間からその自主稽古のお姿をしばらくの間、食い入るように見つめていた。
日下さんは小さな声でブツブツ台詞らしきものを言いながら、時折、腕を伸ばしたり、曲げたり、手のひらをクルクル回している。「…何をやっているんだろう…?」。自分なりに出した結論は、「言葉が持っているイメージのリアリティーをつかむ練習」。これが、のちに私のメソッドにもなる「イメージマイム」につながり、「手切り」や「仕分けのマイム」等々のエクササイズとして発展する。

現在、ミュージカルの上演では日本を代表する劇団四季であるが、そのルーツは「ストレートプレイ」の劇団である。私が入団した頃は芸達者で卓越した演技力を持つ俳優さんがたくさん在籍され、数々の名舞台が生まれている。そんな中、日下さんが演じられた役で私が最も印象に残っているのは、やはり「エクウス」の「ダイサート」だが、もう一つ挙げるとなると、「ヴェニスの商人」の「シャイロック」だ。個性派揃いの共演者たちの間で、日下さんの「シャイロック」は鬼気迫るものがあり、とにかく「すごかった」。
1975年の「エクウス」と77年の「ヴェニスの商人」。この二つが私の中では伝説とも言える作品となっており、ほんの一部ではあるが、「ダイサート」や「シャイロック」の台詞を今でも私はソラで言うことができる。
「心の置きどころ」や「意識の変化」、そして「発声と発想の一致」という方法論も含め、日下さんはまさに四季演技術の体現者の一人であり、第一人者であった。

その日下さんが、5月、静養先のスペインで旅立たれた。享年86歳。私より二回り上でいらしたが、干支(えと)の未(ひつじ)と2月生まれが一緒で、それが私の密やかな喜びでもあった。
6月28日。私は「日下武史さんを偲ぶ会」に参列。ご無沙汰してしまった非礼を心からお詫びし、お別れを申し上げた。
「日下さん、お疲れ様でした。ゆっくりお休み下さい。そして、ありがとうございました」。合掌。

吹奏楽フェスティバル

管理人
06 /10 2017
6月4日に大阪音楽大学にて、高校生を対象に、吹奏楽フェスティバルが行われました。
その中で、DAION座メンバーと、ミュージカルコース生3名がパフォーマンスを披露しました。

いつも稽古をしているK606教室が、ミニシアターに様変わり。
お客様がすぐそこにいらっしゃる場所で、出演者はドキドキ。
照明、音響、会場整備はミュージカルコース生が行いました。
100名以上の方々にご来場いただき、観終わった方々は、「素敵だったー」「あの曲知ってる!」「またミュージカルを見たい!」 と、色々お話されていました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!!


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ワークショップ

管理人
06 /09 2017
ミュージカルコース教授陣が、アートスクールを開校します!
2017年7月~2018年3月に、滋賀県にあります草津クレアホールにて、小学3年生~高校3年生が対象です。
DAION座座員とともに、ミュージカルコース生も3名、アシスタントとして参加予定です。
詳細は草津クレアホールHP  こちら  をご覧ください。

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Vol.9 身体も頭も柔軟に   鈴木喬子

鈴木喬子
05 /18 2017
 
私がミュージカルコースでボーカルの個人レッスンを担当させて頂いて、
今年で3年目になります。
まず最初に感じたのは生徒さん達が皆関西弁で話すこと!
皆さんには当たり前の事かもしれませんが、私は神奈川県在住なのでそれがとても新鮮で耳に心地よく感じました。

「なんでな~ん」「そうなんや~」「そんでな~」「めっちゃよかった~」等々。
「なんで」「そうなんだ」「それでね」「すごくよかった」
といった標準語よりなめらかな音なんですよね、息も流れてるし、音の幅も広い。
勿論個人差はありますが、これって歌に良い要素一杯あるんです!

歌う事も要は筋肉運動、柔軟な筋肉が動くことによってその人の身体から特有の声が生まれるんですね。
幼児はぷよぷよした筋肉で本能のままに声を出すから、声量はあるし音域も広いですよね。その声は元気で明るい。
なので私のレッスンはウォーミングアップにジムボールを使ったり、ゴムを引っ張ったり、赤ちゃんがミルクを飲む時の様に唇を尖らせたり、口を開けて寝る時の様にポカ~ンとあごや舌を脱力させたりして「子供に戻って~」とまずは身体のいらぬ緊張を抜いていきます。

さあ、そうやって身体が柔軟になってきたら子供の頃の様に頭で考えすぎず、
少しずつ楽~なまま声を出していきます。頭も身体も柔軟になってくると声が出て来る出て来る。もちろん只リラックスしてるだけでは大きな声は出ないので、子供の頃に大声を出して遊んだり泣いたりした時に使われていた筋肉運動を身体に思い出させていく感じ。
生徒さん達の良い声が出て来ると私も嬉しくなります。

 演技しながら歌って踊ってのミュージカルは「観る天国、やる地獄」とか言われたりもしますが、私はそうは思いたくないんです。肉体作りは、それは簡単には行かないし時間もかかります。でも身体が少しずつ鍛えられていくと少しずつパフォーマンスもやりやすくなっていく。そしたら心も身体も開放してエネルギーを放出していく。これはワクワクの境地です!

 まだまだお話したい事は沢山ありますが、とりあえず第1弾はこの辺で(笑)

daionmusical

徒然(つれづれ)DAION ミュージカル」へ ようこそ!
大阪音楽大学ミュージカルコースのスタッフ陣が、日常の中で感じた事、考えたこと、新たに発見したことを書き連ねていきます。